大学との共同研究

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本活動は、佐賀平野における国営水路整備が進められる中で、
地域の人々が抱える技術的な課題を産学官による共同研究のテーマとして掲げ、課題解決に取り組むものです。
目的は、行政と大学、民間企業の結びつきから新しい技術やサービス、アイデアなどを生み出すことであり、
社会の発展に大きく寄与する、全国でも先駆的かつ有意義な取り組みです。
着手してすでに9年経過しており、様々な研究成果を上げています。

共同研究のテーマ

Ⅰ.事業効果の検討

広域的に実施しているクリーク法面の保護工事を地域内の住民や関係団体にわかりやすく理解していただくために
進めている課題で、排水解析によりその事業効果を定量的に表現するための検討を行いました。

Ⅱ.工事による振動伝達の
影響範囲検討

工事の際に重機や運搬車両が稼働する際の振動が、
周辺の家屋や施設等にどのような影響があるのか、実際に振動測定を行ました。
その結果より今後の工事について検討しました。

Ⅲ.クリークの法面安定の評価検討

法面の保護工事を終えた個所で、道路や法面にクラックが生じている箇所があったため、
その原因究明と対策検討を行いました。

Ⅳ.水質調査

工事の際に使用する地盤改良材やコンクリート2次製品であるブロックマットから溶出するアルカリ成分が周辺に
どのように作用しているか、イオンクロマトグラフィー法を用いて、分析、評価を行いました。

Ⅴ.鋼矢板工法の検討
(コスト縮減対策の検討)

クリーク法面のブロックマットを設置する際に、仮設で設置する鋼矢板の規格選定について、
有明粘土の土質特性を踏まえ、経済性や施工の安全性を考慮して検討を行いました。

事業効果PR資料(3D360度VR動画)

本事業(クリーク改修)前後で土地の浸水状況がどのように変化したのか、
より分かりやすく周知できるよう、排水解析の結果をVR動画で作成しました。
この動画では雨の音や映像を表現しており、オルソー画像から立体図を作成した中に解析結果を入れることで、
事業効果を定量的に表現したものです。

大学との共同研究実績01

令和7年3月7日(金) 第61回 材料施工研究部会シンポジウム
主催:農業農村工学会 材料施工研究部会
シンポジウムで研究成果の発表を行いました。

大学との共同研究実績01

佐賀大学農学部で意見交換会を行いました。